君が、イチバン。
「椎那、気をつけてね?」
真衣が声を潜めてスプーンを振る。
「熱狂的なファンもいるらしいから、新しく入った椎那に感心が向くのは時間の問題だよ?すでに、怪しい動きがあるみたいだし」
なにそれこわい。
「ベスト4と仲良く話してるとこなんて見られたら血をみるかも!」
「そんな大げさな」
私の言葉に真衣はちっちと指を振る。
「質の良いファンはいいけど、過激派もいるんだからね!特に四宮君。若いし、某美少年軍団に所属してもおかしくないんだから」
そうなの⁉︎それ早くいってね!
「ボディタッチなんてしようものなら、制裁もんだよ」
ボディタッチってどこまでだ。キスは許してくれるのか。結構深くやってもうたよ。
もうしないから許してくれ。