魔念村殺人事件
「真優ちゃんのことなんだけれども、美紀ちゃんが行方不明になったことについて何か知っているのではないかな? 春樹どう思う」
その瞬間、春樹は目を見開き「えっ?」と驚いた表情をした。
「おいおい、もし真優が何か知っていたとしたら、真っ先に俺達の誰かに話すんじゃないか?」
「いや、誰かに口止めされているから話せないとかさ」
「誰が口止めするっていうんだ……。それにそうだとしても何のために」
「そこまでは俺も分からないけれど、明日真優ちゃんにこっそり訊いてみようと思うんだ」
「そうか。陸ならば話しやすいかもしれないな。もし分かったら教えてくれよ。美紀の手がかりが見つかればと思う気持ちが半分以上あったから」
陸は神妙に頷いた。
春樹のためにも、ケムンドウからの手紙の謎を解明する必要がありそうだな。さすがに公民館で、真優が何か云いかけたのを鈴音が睨んでいたとは春樹に云えなかったが、鈴音のことについても、もっと知る必要がある。
その瞬間、春樹は目を見開き「えっ?」と驚いた表情をした。
「おいおい、もし真優が何か知っていたとしたら、真っ先に俺達の誰かに話すんじゃないか?」
「いや、誰かに口止めされているから話せないとかさ」
「誰が口止めするっていうんだ……。それにそうだとしても何のために」
「そこまでは俺も分からないけれど、明日真優ちゃんにこっそり訊いてみようと思うんだ」
「そうか。陸ならば話しやすいかもしれないな。もし分かったら教えてくれよ。美紀の手がかりが見つかればと思う気持ちが半分以上あったから」
陸は神妙に頷いた。
春樹のためにも、ケムンドウからの手紙の謎を解明する必要がありそうだな。さすがに公民館で、真優が何か云いかけたのを鈴音が睨んでいたとは春樹に云えなかったが、鈴音のことについても、もっと知る必要がある。