魔念村殺人事件
すると瑞穂は神妙に頷いた。
部屋や玄関の鍵はどうしていたのだろうか。
疑問に思った陸はすぐさま訊いた。
「瑞穂さん、真優ちゃんの部屋や玄関に鍵は?」
「部屋に鍵は付いていません。それに玄関の鍵はこの村ではかける習慣がないわ。春樹の家でもそうではなかったかしら? この村では昔から事件なんて殆どなかったから」
そういえば、春樹も玄関に鍵なんてかけてなかったな。
陸は頷くと、なるべく穏やかな表情で云った。
「では、ご協力ありがとうございました。次の人を呼んできて貰えますか」
「ええ。何だかドラマの刑事さんみたいね」
疲れたような顔で微笑み、瑞穂はそう云うと車を出て公民館に入って行った。
後は章吾と正信か……。
部屋や玄関の鍵はどうしていたのだろうか。
疑問に思った陸はすぐさま訊いた。
「瑞穂さん、真優ちゃんの部屋や玄関に鍵は?」
「部屋に鍵は付いていません。それに玄関の鍵はこの村ではかける習慣がないわ。春樹の家でもそうではなかったかしら? この村では昔から事件なんて殆どなかったから」
そういえば、春樹も玄関に鍵なんてかけてなかったな。
陸は頷くと、なるべく穏やかな表情で云った。
「では、ご協力ありがとうございました。次の人を呼んできて貰えますか」
「ええ。何だかドラマの刑事さんみたいね」
疲れたような顔で微笑み、瑞穂はそう云うと車を出て公民館に入って行った。
後は章吾と正信か……。