魔念村殺人事件
第十話 手紙の内容その二
後は新たな封筒の中身だ……。
次に書かれているであろう内容は、何となく予想出来る。
確か封筒の表には『五人全員揃ったら読んで下さい』と印刷してあったけれど、それは変だ。始めは漠然と真優が死んだからだと思っていたが、ここには俺もいるんだし。それならば六人で読んで下さいって書いてあるはずじゃないのか? それとも俺が村の出身者ではないから数に入れていないだけのことなのか? もし違うのであれば、この手紙は犯人が予め用意してきた物だということになるが。
もしかしたら……。
連続殺人事件になるかもしれない。
陸は想像の網を広げ身震いした。
章吾と公民館の室内に戻ってくると、全員椅子に座っていた。
春樹と瑞穂と正信は何やら話しており、鈴音だけが少し離れた場所でテーブルに顔を突っ伏していた。しかし寝ているわけではなさそうである。
陸と章吾も椅子に腰掛けたところで、春樹が章吾に視線を向けた。
「章吾、俺が封筒開けようか?」
次に書かれているであろう内容は、何となく予想出来る。
確か封筒の表には『五人全員揃ったら読んで下さい』と印刷してあったけれど、それは変だ。始めは漠然と真優が死んだからだと思っていたが、ここには俺もいるんだし。それならば六人で読んで下さいって書いてあるはずじゃないのか? それとも俺が村の出身者ではないから数に入れていないだけのことなのか? もし違うのであれば、この手紙は犯人が予め用意してきた物だということになるが。
もしかしたら……。
連続殺人事件になるかもしれない。
陸は想像の網を広げ身震いした。
章吾と公民館の室内に戻ってくると、全員椅子に座っていた。
春樹と瑞穂と正信は何やら話しており、鈴音だけが少し離れた場所でテーブルに顔を突っ伏していた。しかし寝ているわけではなさそうである。
陸と章吾も椅子に腰掛けたところで、春樹が章吾に視線を向けた。
「章吾、俺が封筒開けようか?」