気まぐれ王子様と甘い恋《番外編》


そんなことを思った私は手にカッターを持って自分の手首を切ろうとする



震える手

涙が止まらない





誰か助けて……




だれか……「美波?」



誰かの声に私は顔をあげる



私の後ろには璃久がいた。


「お前っ!何してんだよっ」


璃久は声を上げ、私の手からカッターを奪う



「危ねぇーだろっ!死ぬ気かお前はっ!」



< 47 / 92 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop