気まぐれ王子様と甘い恋《番外編》




私は璃久に抱きつき顔を埋めた


璃久は動揺してる様子もなく、抱きついている私を剥がして呟いた。






「俺には詩音がいるから。」





そう、璃久は確実に言った





「……っ…」



「美波、ごめん」






謝らないでよ……。


璃久、“ごめん”なんて言わないで…






「璃久は好きなのはその詩音ちゃんだけ?」


「詩音しか俺は好きになれないんだ…」








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