気まぐれ王子様と甘い恋《番外編》
藍-side
その後、自棄糞で圭吾はゲームをしていた。
詩音と九条くんが気になってるんだな……。
私は………詩音が幸せなら九条くんでも、圭吾でもいい。
詩音が好きになった人なら私は応援する。
「おーい。私そろそろ帰るね」
「おぅ!送って行こうか?」
圭吾はゲームの電源を切り、私に聞いた。
「ううん。一人で帰れるから」
「んじゃ…またな!」
「また明日」
私は圭吾と別れ家路を歩いていた。