pure
「人間だから


気が合う 合わないがどうしても


あるじゃないですか。


メーカーの人間で気の合うヤツと


コンタクトをとるのは


当然のことだと思いますよ。


上野が必要なときには


上野を使って


僕が必要なときには


僕を使ってください。


あ  僕と気が合うかどうかは


愛子さんの判断ですけど。」


「これからも 


宜しくお願いします。


力になってください。」



「ラジャーです。」








心のどこかで


もやもやしていた気持ちが


すっきりした。


克己君に話やすいからつい


連絡をとってしまうのだけど


彼にも目の前に


しなければならない仕事が


きっとあって、


アンジュの御相談にのって


もらうのは、まったくの


イレギュラーというか・・・


ボランティア活動だった。


 100%いや200%


克己の優しさにどっぷり


甘えてしまっている自分に


気づきながらも・・・





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