pure
「僕は告白したほうが


もっと仲良くなれると思う。


彼は愛子さんの気持ち


気づいているはず・・・っというより


完全にバレバレだと思う。


美姫から聞いてるけど


転勤だからってわざわざ


会いに行ったり


バレンタインデーにチョコレート


なんて普通あげないから・・・」



「お世話になってるから



義理チョコです。」



「いや~彼はそうには思って


いないはずですよ。



しぐさとか言葉のはしはしに


感じるから・・・思いって


愛子さんは今まで


自分の気持ちに気が付かない


ふりをしてきただけだよ。


結婚してるから・・・


別の男性を好きになるなんて・・・


って


でも、心は本来自由なはずなのに・・


断言できます。


彼は愛子さんの気持ちに


気が付いています。」



「何で?どうしてわかるの?」


「男ならわかるでしょう。普通・・・」




「私も告っちゃったほうが


いいと思う。


その方がすっきりするはず。


自分の気持ちを素直にぶつけるの。


ちゃんと伝えるのよ。OK?」



< 118 / 173 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop