pure
「びっくりね。


メイクの仕方ひとつで


こんなに簡単に


変身できるのね。


気持ちまでうきうきしてきた。」




「でしょう?



日本の女性は


もっともっと美しくなると


自分は信じていて、


今回のキャンペーンは 


このデモンストレーションを


入れて展開していこうと

思っているんです。」






「基礎化粧から


やり直さないところがいいよね。


その場では きれいになっても


いざお家に帰ったら 


翌日 自分でメイクしても


上手くできないのよね。


これなら 


いつものメイクに少しプラス


するだけだから 簡単だしね。」




Pureが流れて携帯が光始めた。



玲奈からだった。


「ママ お腹すいたよ。


冷蔵庫のアイスクリーム


食べてもいい?」


「いいけど 

もう 帰るから


あまりたくさん食べると


ご飯が食べられなく


なっちゃうよ。」



克己がずっと携帯をみていた。



「これ 日本一のお金持ちの

人の携帯ストラップですよね。」



「友だちからもらったの

知ってるの?」



「ええ 名前だけですけど・・・」









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