pure
「ですよね。



明日 がんばってください。」




「ありがとう。



ちょっと緊張してる。」




「そりゃあ 普通 


緊張するでしょう。


愛子さん 


美容室に行くでしょう?」



「いくわよ。」



「今 流行っている


ヘアースタイルにしてくれる


美容室と自分に似合う


ヘアースタイルにしてくれる


美容室とどちらにいきます?」




「自分に似合う


ヘアースタイルにしてくれる


美容室。」




「でしょう?


流行っているものが


誰にでも似合うかって


いったら


そうではないんですよね。


似合うって


その人の個性が


輝いているかどうかって


いったら


そうではないんですよね。


似合うってその人の個性が


輝いているかどうかって


ことだと思うんですよ。


でも


自分の個性って


本人では


よくわかってないことが


多いんですよ。


そこに気づかせて


あげるだけでいいんですよ。」




「わかりやすい。


克己君って


たとえ話が上手だよね。


まるで、


説法聞いているみたい。


メーカーさんって


説法の研修とかするの?」




「そんな研修しないですよ


(大爆笑)


今 愛子さんの顔を


浮かべながら


話しているんですけど


会うたびにヘアースタイルが


違ったんですよね。


服装に合わせて


変えているんだろうなと


思って・・・


だから ヘアースタイルの話が


わかりやすいかなあ~


と思って・・・


それだけです。」












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