御曹司が恋したお姫様!?㊤
第3章
第1話
「…さて、気をとりなおしてさっきのお話の続きでございますが………」
あたしが教室をあけてみると、HRの真っ最中だった。
「遅れてすみませーん…」と呟きながら席につくと、あちらこちらからクスクスと上品な笑い声…。
先生は無言であたしを見てから、「…さて、気をとりなおして」とか言う。
…ほんとこの学園、あたしに合ってない………。
「……………ということです。
まだパートナーがいない人は今日中に作ってくださいね」