御曹司が恋したお姫様!?㊤
「はははははっはいっっ!!!」
「今日も遅刻とは、どういうことか説明しろ」
「………朝、起きられないんです」
「そんなもんが理由になるかぁぁぁぁぁ!!!!!」
キーン。
いきなり大声で怒鳴られて、耳鳴りがする。
…だって、ほんとのことだし。
仕方ないじゃん………。
「…先生」
静かに優梨亜が言った。
「彼女には理由があるんです」
「「…理由?」」
あたしと先生の声がハモった。