御曹司が恋したお姫様!?㊤



「はははははっはいっっ!!!」

「今日も遅刻とは、どういうことか説明しろ」

「………朝、起きられないんです」

「そんなもんが理由になるかぁぁぁぁぁ!!!!!」



キーン。


いきなり大声で怒鳴られて、耳鳴りがする。


…だって、ほんとのことだし。


仕方ないじゃん………。



「…先生」



静かに優梨亜が言った。



「彼女には理由があるんです」

「「…理由?」」



あたしと先生の声がハモった。



< 12 / 423 >

この作品をシェア

pagetop