御曹司が恋したお姫様!?㊤



「………応援する!!
美織ちゃんだって、生半可な気持ちじゃないでしょ?
伊織さんへの想いは…」



あたしの言葉を聞いて、少し間をあけてから美織ちゃんは口を開いた。



「…ありがとう。
私、この気持ちを誰かに打ち明けたのは華憐が初めてだった。
すごく晴れ晴れとしてるわ。
打ち明けてよかったと思ってる。
華憐がそう言ってくれるなら、私も頑張る。
それは兄妹の壁は高いけど…、それを少しでも低くしていけらと思う」



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