御曹司が恋したお姫様!?㊤
第4章
第1話
あたしはソファの上で頭を抱えていた。
「無理無理無理………。
無理よ…、あたしがこんな暴君の元で過ごすだなんて………。
政宗様、早く私を助けにいらしてくだ………いたっ!!」
「うるせーんだよっ!!!!!
しかも、毎回武将やら志士やらに助け求めるし。
毎回名前違うし。
今度は伊達政宗か」
「奥州の独眼竜・伊達政宗様………。
政宗様、こんな野蛮な男に捕われ苦渋の日々を過ごしております。
どうか…、どうか小十郎様とともにお助けを………!!」