御曹司が恋したお姫様!?㊤
「ウソウソ!!!
…本当に楽しかった。
今までありがとう」
「やっ…やめてよ………。
これで本当に最後みたいな言い方…」
「だって、そうなるかもしれないもの」
いきなり改まった優梨亜にびっくりした。
…と、同時にもうすぐ優梨亜がいなくなることの実感が沸いてきた。
2週間後、あたしの隣には誰がいる?
優梨亜はもういないはず。
…じゃあ、あたしはひとり?
そう考えれば考えるほど、泣きそうになる。