御曹司が恋したお姫様!?㊤
そのせいで、肌寒くなってきた中でずっと外で待っていたなんて………。
「ほんっっっとにすみません!!!!!」
「大丈夫大丈夫。
それより、早く行かないと潤がご立腹だからね」
「やっぱり………」
アイツがキレないわけないんだよね。
こんなに待たせて…。
潤には大して罪悪感は感じないけど。
伊織さんにはすごく申し訳ない………。
「じゃ、早いとこ行こっか」
「あ、はい」
歩く速度が遅いあたしに合わせて、ゆっくり隣を歩いてくれる伊織さん。