御曹司が恋したお姫様!?㊤
「…で、なんで優梨亜たちもいるわけ?」
「逆にいちゃ悪い?」
「別にそういう意味じゃないけど…」
あたしたち女子は、川の字に敷かれた布団を真ん中はあたし、障子側が美織ちゃん、何やら掛け軸の前が優梨亜という形で寝ていた。
…というのも、あたしが寝相悪いから真ん中に挟まれたのだった。
「どうせならと思って、私が呼んだのよ」
「あぁ、それで………」
「自分たちだけだと思ったら大間違~い」
「そんなこと思ってないし!!」
「どうなんだか」