御曹司が恋したお姫様!?㊤
あたしへの愚痴を口々にぼやきながら、廊下側に集まっていた女子が解散していった。
「…潤、何の用だったんだろ」
改めて優梨亜と美織ちゃんのいる席に戻ったあたしは、また机に突っ伏した。
窓際の席なのが幸いで、こんな一騒動あった後も空の蒼を見ていると心も落ち着く。
「あたしの予想では、明日のことだろうけどね」
「私もそう思うわ」
明日………。
明日………、
明日って………
「…明日って、なんかあったっけ?」