御曹司が恋したお姫様!?㊤



「つけられますか?」

「じゃあ…、せっかくなのでお願いします」

「かしこまりました」



つけてもらったティアラは、あたしの頭の上でも眩い光を放っていた。


──…その光が、今日がいよいよその日だということを思い知らしているようだった。


そう。


今日が舞踏会当日。


うまく踊れるか、不安なのはもちろんだけど…、


昨日決心したことの方が、あたしにとっては重大だった。


昨日、やっと潤が好きだということに気がついて、今日告白しようと決心した。



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