御曹司が恋したお姫様!?㊤
驚きのあまり、口に含んでいた紅茶を噴きそうになった。
危なかったー………。
「実は國友グループ、城ヶ崎財閥の傘下にあるのよ」
「………ということは…、」
「潤様からのご命令とあらば、聞き入れるかもしれないわ」
「ぎゃぁぁあぁぁ!!!!!
この話、白紙にできるかもなの!?」
「…まだ絶対とは言えないけど」
よっしゃーっ!!
これほど潤の存在に感謝したことは初めてだ。
「よしっ!!
じゃあ、頼みに行こっ」
「………ちょっと待って」
「ん?」