御曹司が恋したお姫様!?㊤
第3話
「ただいまー」
無事帰宅。
あんな変な騒動があったとは思えないほど、あたしの心は平常心だった。
なにか、非現実的な夢でも見た後のような気分…。
ま、もう関係ない。
城ヶ崎潤も何もかも。
あたしには関係ない。
「かれ────んっっ!!!!!」
お母さんがいきなりリビングからあたしのところまで走ってきた。
相当動揺しているよう………。
「…どうしたの?」
「お父さんが………、
お父さんの会社が……………」
「お父さんの会社?」