御曹司が恋したお姫様!?㊤
あまりの衝撃に、よろめいてしまったあたし…。
「華憐っ!?大丈夫!?」
「大丈夫だいじょーぶ………
ごめん、優梨亜」
優梨亜に支えられながら、なんとか座っていた。
3億って…、あたし一生かかっても返せるかどうか………。
「潤お坊っちゃま、藤堂様、華憐様。
学園に到着いたしました」
運転手らしき人の声が聞こえる。
着いた…って、あの城ヶ崎に!?
「…おい、なにやってんだよ。
早く降りろ」