恋*時雨*

クラス



私のクラスは2-A。

ちなみに流璃も一緒。

2Aはとっても楽しいクラス。

だって個性的な人達が沢山居るんだもんッ


「音流様、おはようございますわ」

そうやって挨拶をしてくる人も居れば

「あッ!!音流様」

って言う人も居る。

「音流ちゃん人気者~」
隣に居た流璃が言った。

人気者って…

そんなコトないのに…

「音流様ッ!!」

席に着いた途端に名前を呼ばれた。

「あッあの…えっと…」

その子が恥ずかしそうに下を向きながら言った。

私はいつもの様に優しく聞いた。

「どうかしたの??」

その子はバッ!!とこっちを向いて

「お弁当作りました!!食べて下さい!!!」

って言ってきた。

びっくりしたけど、

「ありがとう頂くわ」

と言ってお弁当を受け取った。

そしたら私の周りで見ていた女の子達が叫んだ。

「えぇ~!!!!」

それに混ざって流璃も言っていた。

「音流ちゃんモテモテ~」
「音流様ッ!!!私達のも受け取って下さいますか??」

「音流様ッ!!!」

「音流ちゃーん」

皆が皆言いたいコトを言っていた。

私はここから逃げたくなった。

「ごめんなさい
私、生徒会室に用があるので行って来ますわ」

そう言って逃げた。


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