恋*時雨*

私が話そうとした瞬間、生徒会室のドアが勢い良く開いた。

「あれ~?音流と戒じゃん

何してんの」

ドアの所に馨兄が居た。

「馨か……

別に、部費に付いて話してただけだ」

戒兄はサッと私の隣から離れた。

「うーん、何か怪しぃ…

音流?正直に言いなさい!!」

えッ…!?!?

キスしてたなんて言える訳無いじゃなぃ

「戒兄が言った通り、部費に付いて話していただけですょ」

私は冷静に、いつもの私で話した。

「ふ~ん

まぁ、良ぃやぁー

てか俺さぁー、気になるコトあって来たんだぁー」
馨兄は、いつもの能天気な馨兄に戻っていた。

「気になるコトって何?」
戒兄は少し不機嫌そぅだった…。

「あのさー、音流って何で俺等に敬語使ってるの?」
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