運命は必然に
私は桜を見ながら
思い出せないことを考えたんだ

だけどすぐわかった



『ほんっとに桜…好きなんだな!!』

『あ、』



この人だ、この人の顔が…なぜか引っかかった




『うん…この桜と会うために生まれて来たんじゃないかなって思うくらい!それは言い過ぎ…かな?』

この人の前だとなぜか素直になれる…
私は少し微笑んだ


『まっなみねがそう思うんだったら思えばいいさ!素直が1番!』

あれ…?なんでこの人私の名前知ってるんだろ…



私はそこでやっとこの人の名前を知らないことに気づいた。


< 8 / 37 >

この作品をシェア

pagetop