【コメコン2】国家組織に立ち向かえ~他二編



「コブちゃん、実は君に会って欲しい人物がいるんだけど……」


シチローは子豚と新田を引き会わせる事にした。


「私に会って欲しい人って、一体誰なの?シチロー?」


シチローは、一瞬考えたが……ここは正直に本当の事を話した方が賢明だと思い、子豚に新田の想いを伝えたのだ。


「オイラの知り合いに、新田という男がいるんだけど、実はこの新田君がコブちゃんの事をね…………」



シチローから、この話を聞いた子豚は、内心とても喜んでいたが、敢えてそれは表に出さずクールを装って答えるのだった。


「……私も罪な女ね……まあ、会う位なら会ってあげても良いけど……」


「本当に?
いやあ~♪そう言ってもらえると、オイラも助かるよ♪」


交渉が成立し、満足顔で部屋を出て行こうとするシチローの背中越しに、子豚が付け加えた。


「ところで、その人ってイケメンなんでしょうね!」


「えっ?」


しかし、シチローはその子豚の問い掛けに、満面の笑顔でこう答えるのだった。


「それは心配いらないよ♪彼はコブちゃんの『理想の男性像』そのものだから♪」



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