いちごみるく







強くなるって決めたのに












だめだね
























「やっぱり南が
いないとだめなんだよぉ」







私は泣きながら大きな事で
叫んでみたけど










マンションの狭いエントランスに
私の声だけが響いて




ものすごく虚しくなって





学校に行く気にもなれなくて








しばらくそこに座りこんだまま

思いっきり泣いた








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