いちごみるく
真紀は
「諦めたらそこで終わりだ!」



とかどこかで聞いた事あるような

セリフを言う








真紀は当の本人である私より
気合いが入ってる気がする






「…真紀みたいになりたいなぁ」






「え?



私みたいに?」
真紀はちょっと嬉しいそうに
目を輝かせる





「なんか真紀っていても楽しそう」







「うん




私特に悩んだ事ない」
と自慢気にきっぱりと言う




やっぱり真紀って
ちょっと変わってるかも


と改めて思う





「あ



みぃ―時間ヤバいかも」






と真紀が時計を指さす








時計を見ると
授業が始まる1分前で





2人で教室までガンダする





でも1分で教室まで
つけるはずなくて





教室に入るなり先生に
「はい遅刻―」
と言われる






「え―たった
2分遅れただけで?!」






真紀がブーブー
先生に文句を言う





「いいから早く座れ」




「え―わかった」
と真紀はめんどくさそうに答える







真紀と先生の会話に
みんながクスクスと笑う










真紀って
しっかりしてるんだか
してないんだか分かんない



真紀は先生に目をつけられ
何度も問題をあてられ
大変そうだったけど







無事に授業が終わり
休み時間になった







「みぃー



食堂行こ―♪」



「いいよ♪」





聞き覚えのある声に







私と真紀は
食堂の前で立ち止まる



< 28 / 28 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

Six Room
Konatu/著

総文字数/48,245

恋愛(その他)73ページ

表紙を見る
ほっとここあ
Konatu/著

総文字数/31,678

恋愛(その他)100ページ

表紙を見る
キミのトナリ
Konatu/著

総文字数/88,196

恋愛(その他)145ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop