世界中の誰よりも
「あいつはお前みたいに聞き分けの悪い女じゃねえから、ガキじゃねんだよ」


バカにしたようにふっと笑ってあたしの頭をポンポン叩く。


その行為に口を尖らしてると、「お前も彼氏つくれよ」なんてとどめの一言が飛んできた。


「いいの、あたしは。竹ちゃんよりずっと格好いい人彼氏にするから」


そんな保証、どこにもないけどもね。


「あーっそ。じゃあ1年以内に俺の前に連れてこいよ?・・・あ、お前放課後、生徒指導室な。3組の大西も連れてこい」


「は?ちょっ、・・・竹ちゃん!」


あたし・・・部活あるのに!
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