Night and Day

「お姉さん、僕の家に用事あるの?」

男の子は大きな目でじっと私を見て、首をかしげる。

か、かわいい…


私は思わず抱きしめてしまいそうになる衝動を抑えて、男の子に目線を合わせる。


「僕、お名前は?」




「僕が質問してるの。なんか用事あるの?」



…………あれ?
なんか想像してた答えと違う…

予想外の答えにあたふたしてると

「用事ないなら家の前うろうろしないで。お姉さん変質者に見えるよ」


男の子はそう言って家の中に入っていった。



< 43 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop