=詩集= 『私の歌を聴いてくれる?』
「涸 れ た、古 井 戸 の底 で」
かさかさに
すっかり乾いた
荒れた土に
しがみつき。
ああ。
なにも くそまじめに
つみもない じべたを
ひたすら にらみつけ。
こらえるばかりが
のうじゃ ない。
『 探し物は 其処には 無い 』
いまの いままで。
おまえは いったい
からだの どこに
てんから いただいたはずの
ありがたい めんたまを
くっつけていたんだ。
こんな、
水も 疾うに涸れた
古井戸の上にさえ。
日々、かわらずに
天を 戴き。
恵みの おてんとさまが
注いでいたものを。
めにうつる ものばっかり
みるもんじゃない。
この、
ばかものめ。
すっかり乾いた
荒れた土に
しがみつき。
ああ。
なにも くそまじめに
つみもない じべたを
ひたすら にらみつけ。
こらえるばかりが
のうじゃ ない。
『 探し物は 其処には 無い 』
いまの いままで。
おまえは いったい
からだの どこに
てんから いただいたはずの
ありがたい めんたまを
くっつけていたんだ。
こんな、
水も 疾うに涸れた
古井戸の上にさえ。
日々、かわらずに
天を 戴き。
恵みの おてんとさまが
注いでいたものを。
めにうつる ものばっかり
みるもんじゃない。
この、
ばかものめ。