春模様。
――  登校中  ――

「何でそんなに口きいてくんないの?」

私は早歩きになった。

ばっか…やっぱ何もわかってないや。

幼馴染なのに高校の進路ずっと内緒にしてたくせに…

一緒の高校行きたかったのに…

ばかだからしょうがないかっとおもいながら歩き続けた。

「ねぇ……おまえ可愛いから他の男になんかされたら絶対言えよ?俺が倒してやるから。」

ボクシングの真似をしながら言った。

プッ。思わずふきだして笑ってしまった。

「やっと笑ったーー。」
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