あの日出逢った君
そんなことを思っていると、蓮が
「なあ柳、あの子のこと知ってんだろ?」

「なんで」
「なんとなくだけど…。何か知ってそうだったから。」
「ふーん。」
と俺がいうと蓮が

「やっぱり、お前知ってるだろ?俺に隠しごとできると思うなよ」

俺は、今日の朝あったことを渋々話した。

すると、蓮が

「それって、お前ら運命じゃね

とか言ってひやかしたきた……

「バカか。お前は。」

「ああ。それで、あの子の名前なんつーの?」

「佐倉凜だってさ。」

「名前まで知ってんだ?

「だから?

「嫌。別に。」

とそう言ってニヤつきながら、俺を見てきた。
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