イタズラ
あなたと・・・
新しい場所
朝から雨は降り続き、日に日に寒さが増していく気がした。
こうして季節が変わるたびに
あたしは何も気づかないふりをして
ただただ時間だけが過ぎて
あたしは前だけを見て過ごしてきた。
『準備はできた?』
優しい笑顔はここにもある。
見えない影を追うよりも
あたしは触れられる手を掴んだ。
今日あたしは工藤さんと一緒に大阪へ行く。
もう待つだけの自分から卒業した。
何かを始めなければ、何も変わらない。
そう決めた。
「出来ました~!!!」
大きな荷物を運び出しながら
思い出にも別れを告げる。
新しい場所で、新しい人と、新しい自分。
萌と両親に見送られながら
あたしと工藤さんは新幹線に乗り込んだ。
『幸、元気でね!!着いたら電話してよね』
目がウルウルの萌。
『何かあったらいつでも連絡しなさいね』
いつも冷静な母。
『いつでも帰ってきていいんだからな』
寂しそうな顔の父。
「いってきます」
あたしはいっぱい手を振った。
工藤さんは深く深くお辞儀をした。
こうして季節が変わるたびに
あたしは何も気づかないふりをして
ただただ時間だけが過ぎて
あたしは前だけを見て過ごしてきた。
『準備はできた?』
優しい笑顔はここにもある。
見えない影を追うよりも
あたしは触れられる手を掴んだ。
今日あたしは工藤さんと一緒に大阪へ行く。
もう待つだけの自分から卒業した。
何かを始めなければ、何も変わらない。
そう決めた。
「出来ました~!!!」
大きな荷物を運び出しながら
思い出にも別れを告げる。
新しい場所で、新しい人と、新しい自分。
萌と両親に見送られながら
あたしと工藤さんは新幹線に乗り込んだ。
『幸、元気でね!!着いたら電話してよね』
目がウルウルの萌。
『何かあったらいつでも連絡しなさいね』
いつも冷静な母。
『いつでも帰ってきていいんだからな』
寂しそうな顔の父。
「いってきます」
あたしはいっぱい手を振った。
工藤さんは深く深くお辞儀をした。