【続】恋の坂道発進―2010年ホワイトデー短編―




「塩崎先生、こんな私でごめんね」



「そんなお前だから、好きなんだよ」





これから始まる俺達の恋のドライブ。





道に迷ったり、


標識を間違えたり、


時には脱輪しちゃったり。








でも、俺がいるから。



おっちょこちょいのなずなの助手席には、いつも俺がいるから。






「あ~、もう!!お前、かわいい」




たまった食器を丁寧に洗うなずなを後ろから抱きしめた。










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