【続】恋の坂道発進―2010年ホワイトデー短編―
お前はいつも一生懸命。
自分が不器用でドジでマヌケだってこと、自分でちゃんとわかってる。
でも、自分を嫌いになったりせずに、ちゃんと自分を愛しながら生きている。
そこかな。
お前が輝いている理由は。
いつも一生懸命。
まっすぐ。
ばかみたいに。
俺を“先生”としてじゃなく、人間として好きになってくれた気がした。
本当のところはわからないけど。
俺にはそう感じられたんだ。