姫が王子で王子が姫で。
【ルール】
・口調はその性別を意識すること。
・夕方の5時にマナミとジュンがそれぞれ偶然を装って迎えに行くからそれまでは耐えること。
・守れなかったら写真撮らせろ。(byマナミ)
「ってな感じでどう?」
「最後のは誰得だよ。」
「マナミさん得だよ☆」
「死ね!」
「生きる!」
「まあまあ2人とも……。でもルールっていうほど辛くはないかもね~。わたし大丈夫そうだよ~」
仲裁に入ったミオンがそう言って笑う。
そこをすかさずマナミが。
「コラ!“わたし”じゃなくて“オレ”でしょ!
……いや、“ボク”でもいいかもしれない!なんという究極の選択なのかしら!
嗚呼……どちらも捨てがたい!」
「え、えっと……じゃあ、わたしの喋り方とか性格から、ボクで……」
「オーケーわかった!じゃあシオンくんは……クーデレがいいから“私”で!」
突然俺に話が振られ、マナミの言葉に「は?」と聞き返した。