姫が王子で王子が姫で。
「でもなんだかやっぱり、あの2人に悪かった気がするんだよね……」
すると、ようやく落ち着いたのか、ジュンが笑い過ぎて出たと思われる涙を拭きながら答える。
「あぁ、そこら辺は俺に任せとけ☆謝っといてやっから!特にシンの方。ぎゃははははははっ!!」
「ブッコロス。」
「シオン!コンパスを人に向けちゃダメだってば!事件だからそれ!」
「余計なこと言うコイツが悪いんだっ……おえっ」
「おい待て俺に向かって吐こうとするな!コンパスの方がまだマシだ!」
「ちょっとー吐くならトイレ行って来てよ~。あたしの部屋で吐かないでー」
「……ンの野郎……誰のせいで気持ち悪くなったと思ってんだお前……」
「あら!あたしのせいじゃないでしょ?だってあたしはその場面に居なかったんだから☆」
「……コイツっ……」
「いやん♪弱ってるシオンくんいじるの超楽しい☆」
「な!?思ったよな!?シオン、お前はやっぱりいじられ役なんだって!諦めろ!」
「~~~~っ!もういい!帰る!」
「「あひゃひゃひゃひゃひゃっ!!」」