姫が王子で王子が姫で。




「類は友を呼ぶっつーのはこういうことかジュンテメェなんてウゼェ輩をダチに持ってんだお前のせいで俺は今日最悪だったんだお前が責任取れ!!!!」

「いやいや、類は友を呼ぶでみんなウゼェならシオン、お前もウザイってことだから!
あひゃひゃひゃひゃひゃっ!」

「ンの筋肉バカのクソ野郎がぁあッ!!!!」

「シン!お前の出番だ!」

「まさかこの状況で俺が使われるとは思わなかったな~」

「……おえっ」

「ぎゃははははははっ!」


なんだかものすごーく賑やかになってきたなぁ……。

なんて思ってるわたしの隣に寄ってきたマナミが、微笑を浮かべながら言う。


「……やっぱり、ミオンはどうやってもミオンで、シオンくんもどうやってもシオンくんなんだよね」


「どういうこと?」と尋ねたわたしに、マナミは笑っただけで何も答えなかった。




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