空色の光
雄「な…なんで俺?」と雄希も意味が分からず連れ出された。



聖「んっ?雄希が何〜?」と飴をなめがら笑っている。



拓「ふふふ〜お前の秘密を全部雄希に言ってやるからなぁ♪」



聖「!!」そのとき、聖夜から笑顔がなくなり、飴をなめるのを止めた。



拓「さぁ〜どーするかなぁ♪」



聖「ごめんなさい〜」と涙目で素直に謝った。



どうやら、この勝負は拓海が勝ったようだ。



それにしても、聖夜は余程その秘密を雄希に聞かれたくないらしい。



拓「いい子だねぇ♪」と聖夜の頭を撫でている。



聖「拓海のイジワル〜」と泣きわめく、その姿はちょっと可愛かった。



雄「…。」勝手に連れ出された雄希はそこに立っているだけだった。



そのとき、教室のドアが勢いよく開いた。



ガラッ!



先「お前ら〜いつまで残ってんだ!もう16時だぞ。早く帰れ!」と見回りに来た先生が言った。



外はまだ明るいが気付くと、もう4時前だった。



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