笑えれば最高【エッセイ】

ラブレター

先生の助手「ラブレター付だぞ~」
生徒「ええ~くそ~」

 とある風景。


今はアニメって基本、パソコンで作りますよね。

 しかし、この当時はフィルムで撮影です。

必死で光源の調整を行い、タイムカードと呼ばれる撮影回数やらを示した紙とニラめっこしながらシャッターボタンを押します。

 という事は……

撮影時に「ほこり」などが映り混む事があります。
画面がパカパカしたり。

 撮影したフィルムは現像所で現像してもらいます。
もちろん、校内ではなく現像専門の会社に。
現像代は実費。これが学生には高額。


 現像時に「ほこり」「画面パカパカ」などがあると、

「何かが映り混んでますよ」

 と、いう紙と共に渡される。

この紙を「ラブレター」と粋な名前で呼んでいた訳です。
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