ばい
代わり


「…ろ……」

「…ンー…」

「仁!起きろ!」



突然のでかい声に驚き起きると

すげぇ機嫌の悪い顔をして睨んでいる尚輝がいた。



「尚輝、はよ。」



目を擦りながら言うと、尚輝はさらに機嫌が悪くなったみたいだった。



「はよじゃねぇよ。お前はこんな所に来てまで盛ってるんじゃねぇよ!」



尚輝の言葉で思い出し隣を見ると
裸の乃亜が俺にくっついて気持ちよさそうに寝ていた。



「うるせぇな!乃亜が起きるだろ。」

「……ッ…」

「今、何時?」

「4時半。」



尚輝は平然と言ったけど…
4時半?
何でそんなに早い時間に起こすんだ?



「忘れてると思うから言うけど、PVの撮影で朝日をバックに撮影するって言われただろ。」

「あ…」



すっかり忘れてた。


だから、こんなに早く起こされたんだ。



「早く着替えて来いよ。」

「わかった。」



尚輝に返事をし乃亜を起こさないように着替えて撮影に向かった。


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