不器用に優しいアイツ【完】


その言葉だけであたしはうるうる来てしまって。


鞄を受け取り、その場に座り込む。

「よかったぁ……。ホントに……」


今日中に、コレが渡せて。



あたしは一度その場でとっしーを見上げて。


ゆっくりと立ち上がった。




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