【完】甘辛ダーリン絶好調♪
「アレ?君超可愛いね〜」
「はっはぁ…」
「俺と遊ばない?」
「はい?」
軽い…軽すぎる…
「琥桃?俺の彼女を何口説いてんの?」
優しい笑顔だけど、目が笑ってない颯。
キレてます…
それにしても、コモモって…この人に似合いすぎ。
「はー?颯の彼女この子?颯に勿体ないから、俺がもらってやるよ〜?」
「…………そんな必要ないから」
にこにこ笑いながら、コモモさんの脛をおもいっきり蹴った。
「!!!いっつ……そっそう?あはは〜」
可哀相…涙目だよ。脛とか…絶対泣き叫びたいよね…
「あっ!!俺、野仲琥桃!!颯とは、幼稚園からの腐れ縁?よろしく!!颯のことなら、なんでも聞いて♪」
あれ?めっちゃいい人じゃん!!
しかも、颯のいろんなこと知ってるのか…弱みとか聞いちゃお〜(笑)
「はい!!琥桃先輩ですね?あたし、麻咲李衣です」
あたしは琥桃先輩に、笑顔を向けた。