【完】甘辛ダーリン絶好調♪
☆李衣☆
「李衣ちゃん?」
「ふぁ〜い?」
嬉しさのあまり、颯の行動が見えてなかったあたしは…
「こっち向いて?」
甘い声に誘われて…
素直に顔をあげてしまった。
「な…にゅちゅっ!?!」
はっ…コレ、キスじゃん!!
「んっちょぉっ…ぁふ…」
やばい…ヤバイやばいぃ〜!!!
逃げ回るあたしを、必ず捕まえる颯。
熱い…溶けちゃうよぉ…
「…んむぅ…はっ…」
息切れが…あたし、キスの受けが下手いんですけどー!!!手加減してぇ〜(泣)
だけど、颯の舌はさらに激しく動き回る。
あたし、酸欠。頭がポーッとする。
やっとキスが終わる頃には、すでに、身体を颯に委ねていた。
「李衣?もうギブ?」
「……ギブ…」
くったくた…
あたしの顔を覗きこんだ颯は、
「その目、誘ってんの?」
にこりと笑った。