【完】甘辛ダーリン絶好調♪

「へ?…別に…用事はないけど…」

「じゃあさ、図々しいと思うんだけど、仮マネしてくれない?」

カリマネ?

カリスママネー??

「いや、変な言葉の変換はよせ。仮のマネージャーだ」

あぁっ!仮マネね!!
危ないあぶない…
だいたい、カリスママネーって…自分で思っときながら、何だよ。

でも、マネージャーとか、ちょいと楽しそうだなぁ〜

んへへ…♪

あたしは、お花を頭に飛び散らせていた。

「なんか…りぃりぃ楽しそうだけど、颯様はいいの?」

はっ!!あたしは夢の世界から覚め、颯という現実を知った。

というか、思い出した。

そうかっ!颯と毎日帰ってるんだったっ!

手伝うなら、先に帰っといてもらわないと。

すでに、手伝う気満々だもんねっ♪

「風瀬くんには、『松コン』でお世話になったし、鶴の恩返し的な感じで、協力するね〜♪」

にこっと笑い、マネージャーの妄想をし始める。

「ふせっちって、意外と積極的だよね」

「あ?まぁ…ストレートじゃないと、わかんねぇだろ?あいつは」

「だよね〜(笑)まぁ…ファイトっ」

「あぁ。フッ…ダメ元だけどな」

2人がこんな会話をしているとも知らずに。



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