【完】甘辛ダーリン絶好調♪
「琥桃がどうにもできないこともあんのな」
俺がこう言うと、少し眉が動いた。
多分今煽れば、コイツに火がつく。
それに…楽しいしな。
「小宮間も相手にできねぇなんて、万年発情期が廃るな」
「……………は?俺にできないことはねぇよ。死ね颯。ぜってぇ俺色にする。重い恋愛もばっちこいだ」
フッ思った通り、引っ掛かったなバカ琥桃。
内心浮かれた。
そういや小宮間が言ってたけど、来週の月曜日、李衣の誕生日なんだよなぁ〜
しかも、バイト面接いって、1週間だけ働くことにした。
俺が女の為に働くなんて…
ほんとに、自分変わったなぁとつくづく思う。