【完】甘辛ダーリン絶好調♪
帰りは一緒に帰れないって、伝えとかないといけないな…
つか、どんなのプレゼントすればいいんだ?
俺は、小宮間を呼び出した。
因みに、琥桃もついてきた。
プレゼント選びには、一応連れていこうと思ってたし、ちょうどいいか。
誰も使ってない裏庭のベンチで、来週の月曜日の打ち合わせをした。
李衣ビビるかな…
想像して、ニヤリと笑った。
そこを目撃した小宮間が、
「颯様って、意外と“李衣色"に染まってるよね。李衣中心だし」
クスッと小さく笑った。
………そういやそうかも。
「ははっだね〜!あの皆の王子颯様が、1人の可愛い女の子に夢中だなんて…ギャッハー笑えるっ」
「こもちゃん?!いいじゃん!それだけ真剣なんだよ?最高の彼氏じゃんっ!」
小宮間は、キラキラした目で俺を見つめてきた。
なんか…どーもって感じだな。
しかも“こもちゃん"って…
「くく…」
俺は、喉を鳴らした。