【完】甘辛ダーリン絶好調♪
「麻咲さんは、颯先輩どうしたんスか?」
水くみ場で、突然そんなことを言ってきた、磨緒。
「へっ?颯は…用事があるんだって」
つい、悲しみが顔にでちゃう。
ダメだなぁ〜…あたしって。
「なんかあったんスか?」
「いっいや…なんでも…「なくはないんスね」
………はい。当たってます。
やっぱり顔に出てたのわかったか〜…
「言ってみれば、案外楽になるかもしれねっスよ?」
「う…うん。実は…」
「おいっ宮越、はやくしろっ!!」
キャプテンから、およびがかかった。
残念…話せなかった。磨緒なら、話してもよさそうだったのに。(泣)
「仕方ないっス。また今度聞くっスから、あんまり悩まないほうがいいっスよ?」
「うん…ありがと。磨緒」
「はいっス。俺も李衣って呼ぶっスね〜」
「いいよっ!!」
「だいたい…颯先輩は、李衣にゾッコンっスから、大丈夫っスよ」
あたしが、颯の浮気疑惑に悩んでること、予想ついてるじゃん…